屋根の雨漏り修理を、火災保険の保険金を利用して行うケースが増えています。風による被害にあった屋根は、「風災被害」として火災保険の対象となり、保険金を利用して屋根の修理ができます。火災保険は住宅購入時に必ず加入していますので、火災保険の補償内容に含まれる風災被害によって発生した雨漏りの修理費用も正しく申請すれば、保険金支払いを受けることができます。火災保険は、火事以外も不測かつ突発的な事故など幅広い補償があり、風災についても被災内容を保険会社もしくは保険代理店に報告することで、保険申請を行うことができます。
台風や突風、雪や雷など、実際に被害にあった内容を口頭で伝え、保険申請の方法や必要書類について確認のうえ、用意していきます。必要書類のうち、申請者が記入する用紙は「保険金請求書」と「事故状況説明書」です。屋根工事会社が「修理見積もり書」と、屋根の破損状況を撮影した「被害物の写真」を用意し、室内の雨漏り被害の様子を「被害物の写真」として申請者が撮影、それも添えることで申請のための書類が整います。「修理見積もり書」と「被害物の写真」は、屋根の調査とともに屋根修理会社に依頼しておきます。
保険会社提出用の見積書の作成経験がある会社に依頼することがポイントです。「屋根修理工事」というタイトルで見積書を作成してもらいますが、調査と見積書の作成を依頼した段階で契約成立としてしまう業者もいますので、その点は注意が必要です。保険会社もしくは代理店から、保険会社選定の保険鑑定会社からの保険鑑定人が、被害状況の確認をしに来訪します。保険鑑定人に保険会社もしくは代理店の担当者も同行、破損があった屋根の損害状況の確認を行います。
確認後、7日から10日ほどで保険会社から保険金支払いの内容について連絡がありますので、スムーズに行けば最短2週間ほどで保険金を受け取ることができます。